【家づくりの前にシリーズ②】土地だけ先に契約してはいけない理由
土地だけ先に契約してはいけません
今回は、土地探しをされている方へ、ぜひ知っていただきたいことをお話ししたいと思います。
家づくりを始めると、「良い土地が見つかりました」「早く契約しないと他の方に買われてしまいます」と勧められる場面があります。
その言葉を聞くと、「今すぐ決断しなければ」と焦ってしまう方も少なくありません。
しかし私は、土地だけを先に契約することは、できるだけ避けていただきたいと考えております。
もちろん、その土地でなければ絶対に後悔するという特別な事情がある場合は別です。
しかし、多くの場合は、一度立ち止まって考える時間を持つことをおすすめしています。
家づくりは「土地」と「建物」を切り離して考えるものではありません
家づくりは、土地だけを購入すれば終わりではありません。
住宅を建てるためには、土地代だけではなく、
- 土地代
- 建築費
- 外構工事費
- 各種諸経費
- 住宅ローンや登記などの費用
これらすべてを含めた資金計画が必要になります。
ところが、土地だけを先に契約してしまうと、予算のバランスが崩れてしまうことがあります。
土地に予算をかけ過ぎた結果、本来こだわりたかった住宅性能や設備、デザインを諦めなければならない。
そのようなケースは、決して珍しいことではありません。
土地の形によって、希望の家が建たないこともあります
もう一つ見落とされがちなのが、土地と建物の関係です。
一見すると条件の良い土地でも、
- 車を2台駐車したい
- 平屋を建てたい
- 広いリビングが欲しい
- 南側に庭をつくりたい
このようなご希望を当てはめてみると、思うような間取りが実現できないことがあります。
土地は同じ広さでも、形状や道路との接し方、高低差、建築条件などによって建てられる建物が大きく変わります。
だからこそ、土地だけを見て判断するのではなく、建物まで含めて検討することが重要なのです。
仮押さえ期間を有効に活用してください
気に入った土地が見つかった場合は、不動産会社へ相談し、可能であれば2週間から1か月程度の仮押さえをお願いしてみてください。
その期間を利用して、
- ラフプランの作成
- 資金計画の確認
- 建物の配置計画
- 駐車スペースの確認
- 概算見積りの作成
などを進めることで、その土地で本当に理想の暮らしが実現できるかどうかが見えてきます。
もちろん、その短期間ですべてを決定することは難しいでしょう。
しかし、おおよその方向性を確認するだけでも、後悔するリスクは大きく減らすことができます。
焦らないことが、成功への近道です
土地探しでは、「今決めなければなくなってしまう」という心理が働きます。
しかし、家づくりは数十年暮らし続ける住まいを考える大きな決断です。
目先の土地だけを見るのではなく、その土地にどのような暮らしが実現できるのかまで考えて判断していただきたいと思います。
私たちは、土地・建物・資金計画を一つのものとして考え、お客様に最適なご提案をすることを大切にしております。
焦って土地を契約するのではなく、一度立ち止まり、ご家族の理想の暮らしが本当に実現できるかを確認してから判断していただければと思います。
家づくりは、「土地を買うこと」が目的ではありません。
その土地で、ご家族が豊かに暮らせる住まいを実現することが、本当の目的だと私は考えております。