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新築の契約と結婚生活は似ていると思った話。

2025年09月19日

 

 

おはようございます。
あっという間に秋ですねー
もう9月も下旬だもんね
(通りで食欲が爆増してるわけだ)
トウモロコシが美味しい!
カボチャが美味しい!
サンマが美味しい!
幸せ―!!

 

はい、さくまです、こんにちはニコ

 

クッキーでもどうぞ…!

 

 

今日は久々に、X(旧Twitter)を運用してて
ああーーーー」
って気づいた話を書こうかと思います。

 

 

 

何気私、Xにて「工務店のさくまさん」というアカウントでポスト発信中!
キクザワで働く日常を発信するとともに、
OBのお客様 数名の方と交流させていただいていたり、
建築関係の方の投稿を拝見していただいていたり
日ハム関係(笑)のポストを拝見して元気をもらっています。笑

 

 

 

で、こんなわたしに、
「あなたへのおススメ」みたいな形で
一般の「家づくりのアカウント」のつぶやきが時々、表示されるんですよね。
毎回じゃないんですけどね。

 

 

「なるほどなぁ
みんなこういうところで悩むのか。
確かに、自宅建築の時そうだったかなぁ…」

なんて懐かしく思い返しつつ。

 

 

で、

最近わたしの目に留まりがちなのが、
「〇〇っていう見積もりの項目が高いんだけど、これって普通?!」

というようなポスト。

(最近増えたのか、私に表示される回数が多いのかは謎。)

 

 

それは

設計上の項目だったり、
希望する設備(オプション扱いなのかな?)だったり、
色々あるわけですけど…

 

 

皆その投稿に対して、

「たしかにそれは高い!」
「うちはこのくらいの金額でできましたよ!」
「我が家はいくらでした!」

とコメントが色々返ってきているような場合もあるし

ひどい場合は「ぼったくり」「上乗せしすぎ」と書かれていたりする・・・。

 

 

うーん、、、ショック

相手の会社さんを知らないので、
どうとも言えない部分ではあるんです。
世の中には本当にぼったくりっていう会社もあるのかもしれない…。
(どちらの気持ちもわかるんですけど~)

 

 

 

ただこのケースで、

私が個人的に 施工側サイドから、
お客さんに分かってもらえたら嬉しいなぁ、と思ってしまうことが一つあるとすると、
全部に◎がつく会社って、実はレア。

(でも『これだけは譲れない』に◎がつく会社は、きっとあるはず!)ということです。

 

例えば
① Aハウスメーカーさん
<日本全国有数のHM(ハウスメーカー)で、メンテナンス体制も安心。品質も割と保証されている。スピーディー。ただし建物価格は高い。規格が決まっており、オプションで仕様にないものをつけることは難しい。

② B工務店さん
 職人気質の地域の工務店。HMで建てるより、自分たちのこだわりが実現できる。ただし、人数が限られているため見積もりの確認など、対応には時間がかかることがある。

③ Cビルダーさん
割と安価に家を建てられる。ただし大工は外注になるため、施工がどうかは担当大工の腕による部分も出てくる。基本プランからのオプションは個別対応となるので高額になることがある。

 

それぞれに、強みもあれば弱い部分もありますよね。
家づくりって こういうたくさんある会社の中から
自分たちに合っている施工会社さんってどこかな?
納得できる家づくりにしていくにはどうしていこうかな?
どこが一番自分たちの考えに近いかな?
と選んでいく、いうケースが多いかと思うんですよ。

 

だから世の中には、たくさんの会社があるっていうことですよね。
(だって完璧な会社が一個あったら、みんなそこで家を建てて
 そこだけで良いってなっちゃいますもんね)

 

これだけ多くの人がいる世の中で
好みもそれぞれあって

「大切にしたい部分」って、きっとそれぞれ違うと思うんです。

 

その「大切にしたい部分」を実現できる会社だ!と思って、
家づくりの相手(ビルダー、HM、工務店)を選ぶわけで。

 

だって自分達でDIYで家を建てられるわけじゃない、

だからできないことをできる相手…つまり、

自分達の理想を形にしてくれる、一緒に歩んでくれるような、信頼できる相手がどこなのか、真剣に探して、

「ココだ!」って見つけて、ご契約、と決断するわけですよねニコ

 

で、あるならば、、、
会社ごとに「一律」じゃないので、
決めたあとで他と「比較する」って、あまり意味がないように私は思うんです。

 

例えば「外壁・屋根塗装」の例で言うと、うちの会社は大体他の会社さんより高いんですけども
それはなぜかというと、
足場を組んで、
スチームでまず汚れと錆をしっかり落として、下地の処理を行って、
そこから、下塗り、中塗り、上塗りと三回塗っています。
その塗料も、紫外線に強い変性シリコン樹脂の高耐久なものを使いますし
職人さんも、長年取引があってうちの会社の施工方法を理解している
腕の確かな、信頼のできる方にお願いしています。

 

価格を抑えようという会社の中では
汚れ落としをしないでそのまま塗っちゃう場合もあるし(←そのまま塗れるっていう塗料もあるらしいけど)
塗りの回数を減らす場合もあるし
塗料をシンナーで思いっきり薄めていたり(←見た目にはわかりませんが、数年でわかります)、
足場を組まずにハシゴで、という会社さん(←高さにより法律も絡む)
職人さんがヘルメットもつけずに作業する会社さん(←これも高さにより法律も絡む)
人の出入りが激しく、塗装経験が浅い新人さんが施工する会社さんもあったりします。

 

 

こういう場合、価格は決して同じにならないと思うんですね。
だから大事なのは中身というか
そこには「理由」があると私は思います。

 

 

そして、
私たちは「品質」「安全」「耐久性」を大事にしてるけど、
人によっては価格を一番大切にしたい人もいるので、
一概にどちらが優れていると決められるものではないのですよね。
(結局、消費者の方がどれを選ぶか、であって。)

 

 

だから、

価格の差だけでぼったくりと言われてしまうとしたら、ちょっと悲しいなと思ってしまうのも正直なところ。

そして、
お客さんの立場で言うと、
蓋を開けてみて「こんなに高いと思わなかった!」とならないようにするには
やっぱり会社選びの段階で、
十分に相手の会社を確認しておくことが大事なのかなと思います。

 

 

元の「見積もり」の話に戻ると、
本体価格は設備を全部一括発注にすることで安く抑えるている分、
オプションの場合には個別発注になるので高くなる、という会社もあるかも?
HMブランドのものじゃないとそもそも施工ができませんっていう会社もあるかも?

それぞれ
できること、良いところ、悪いところがあるので、
十分に勉強して、それらを踏まえたうえで会社を選ぶこと
また、選んだ以上は、自分が選んだその会社のやり方を信じて、
あまり他と比較しない方が、良いのではないかと…。

 

そんな風に思うのです。

 

 

 

この一連のやりとり

何かに似てるわーーーってずっと考え続けてて、昨日ハッとしました。

「結婚」に似てる!

 

恋愛になり、お付き合い期間を経て結婚したものの…
パートナーと一緒に生活していく中で、気になることが出てきました。
つい周りに愚痴をこぼしたときに
「えー!それっておかしくない?」
「ウチの夫はそんなことないけど」そう聞いて、
ますます「やっぱりおかしいんじゃないか!イライラー!」みないな気持ちになってく。

 

でも、
相手に良いところがたくさんあったから結婚したはずで
悪いところより、良いところの方が魅力的に感じたから結婚したはずで。

つい悪い面に目を取られちゃうし、周りは色々言うかもしれないけど、
本気で改善を望むのであれば
直接、相手とゆっくり会話した方がよいと思うのです。

 

この時に、
「周りがこう言ってる」とか、「これは普通じゃない」っていう一般論や世間の話を軸にすると喧嘩になっちゃうと思うので
相手の持論や理由をまず聞いた上で、
「私はこうなると嬉しいけど」と希望を伝える事で、折り合いをつけていくというのが一番平和なのではないかとも思います(笑)。

 

どうしても変えられないこともあるかもしれないですし(←それも含めてその人、ということで)
DV・モラハラっていう命にかかわる問題は別として<
「うーん、こういう良い面もあるから、ここはちょっとこちらが我慢しようか、私も迷惑かけることあるしなぁ、、、」と妥協できることもあるかもしれません!

 

 

出来る限り、結婚する前に全部知って、それでも結婚と決断出来たらそれが一番かもしれないですけど(笑)
(見えない部分てあるよねー(笑)!)

 

だから、自分が「絶対大切にしたい」「本当に大丈夫かな」っていうことは、「そんな相手を選んだ私が馬鹿だったわ!こんな人だとは思ってなかったわ!!」とならないように、結婚前に十分確認しておくと、トラブルは少なく済むかもしれないよねひらめき電球

 

 

 

ということで
今回のまとめ!

 

家づくりは、結婚生活とちょっと似てる。

 

 

他の人の意見も参考にはなるけれど、

一番大事なのは、「何を大切にしたいか?」を軸にして事前に相手をしっかり選ぶこと。

自分の大切にしたいことが実現できないのであれば、そもそもその相手は選ばない方がいいのかもしれない。

 

そして、選んだ会社に対して、気になることが出てきたら、まずは直接話してみること。

喧嘩にならないよう【伝え方】は工夫が必要だとしても

ちゃんと聞いてみると、納得できる理由が見つかるかもしれないしニコ

いい方向に繋がる場合もあるかと思います。

 



突き詰めて考えていくと、

「人と比べない」っていうことも、幸せを感じられる一つの方法かと個人的には思っていますほっこり花

案外と「よそはよそ、うちはうち」

みんなが同じ人と結婚したなら、同じ条件で悩み相談もできるけど…「結婚相手はそれぞれ別の人」っていう前提があるっていう上で、アドバイスを聞く必要があるのかもしれないですよね?

そして、我慢できないような大きな問題の場合は、迷わずに専門家にね。

 

 

住宅に関わる関係者の一人として、

みなさまの家づくりが幸せなものになりますように、

こころから応援していますほっこりラブラブ

 

 

 

さくまのX貼っときます!(日々のつぶやきです)

https://x.com/china_sakuma

 

最後までお読みくださり、
ありがとうございました!

季節の変わり目、風邪に気をつけてお過ごしくださいねお茶ラブラブ

【建設中!】キクザワNEWモデルハウス恵庭市和光町 ④インテリア計画|温もりあるジャパンディスタイルの住まい

2025年09月05日

こんにちは、
9月に入り、北海道も涼しくなってきましたね。
もう夏も終わって秋!!!
そして冬が来たら一年経過してしまうーと思うと
時の流れる早さにびっくり…
スタッフさくまです こんにちは。

前回のブログでは、モデルハウスの「外構計画」についてお届けしましたが、
今回は「インテリア計画」についてご紹介したいと思います!

どんな空間になるのか、ワクワクしながら打ち合わせを重ねてきたインテリアの世界。
実は現場の方はすでに大工工事も完了し、現在塗装やクロスといった仕上げ工事が進行中。
少しずつ、その姿が見え始めてきました✨

今回は、このモデルハウスが目指した「ジャパンディ」スタイルと、そこに込めた“温かみ”のエッセンス。
そして、照明・素材・畳など細やかなこだわりを担当スタッフ:白幡結衣ちゃんのインタビューをもとに、ご紹介します♪

・*:.。 。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚

■ インテリア全体のテーマは「ジャパンディ」+“ぬくもり” !

今回のモデルハウスでは、シンプルでミニマルな美しさと、和のやさしさを融合した「ジャパンディスタイル」をベースに、 “ぬくもり”を加えることをテーマにしています。

色彩計画では、緑などの自然界にあるアースカラーを取り入れながら、全体がぼんやりしないように配色。

また、(個人的に私が大好きな(笑))ちょっぴりレトロで懐かしい雰囲気も加えることで、
ナチュラルさの中に「なつかしさ」が感じられる空間に仕上がるよう工夫しています。

■ 照明計画:シンプルだけど、かわいい ! 

ジャパンディの世界観を照らす照明計画では、“ごてごてしすぎない”が大前提。
その上で、丸い形や少し遊び心のあるデザインなど、形状が面白くて、柔らかい印象のものをセレクトしています。
テーマは、ズバリ「シンプルだけど、かわいい」。
空間に自然に溶け込みながらも、どこか愛らしさを感じる照明たちが、室内にやさしいリズムを与えてくれそうです。

■ 素材感とクロス、そして“畳”のこだわり・・・

素材選びは、常に「手ざわり」や「風合い」を意識して行いました。
壁紙なども、家具や小物が映えるように、主張しすぎないナチュラルなクロスを選定。(常務には「地味だねー(笑)!」ってツッコまれたそう…(笑))

そして、何よりこだわったのが──“畳”です。
今回お願いしたのは、「北海道次世代の会」という北海道の建築を学ぶ会のご縁で出会った、畳職人の三津谷さん。
「自由にやってみていいよ」という三津谷さんの言葉に背中を押され、 これまでの“和の決まった形”というイメージを少し崩して、なんと畳は「斜め」に。
(ここはぜひ現地でご覧いただけると嬉しい!)

畳の質感や香り、足ざわりを感じながらも、
和に偏りすぎない“ちょうどいいバランス”を探しながら、 三津谷さんと一緒に作り上げたこの空間・・・ぜひ現地で感じていただきたいポイントです!!

■…ちなみに、『ホテルライク』との違いって? 

「落ち着いた空間」と聞くと、「ホテルライクなインテリア?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ホテルライクもトレンドですし、明確な区分がされないことも多いかもしれませんね。
実際、ジャパンディも洗練された印象を持っていますが、
一番の違いは── “温かみ” だと感じています。
ホテルライクな空間は、美しく整っていても、 どこか“生活感”が遠く、ちょっぴり緊張感がある印象を受けることも。

一方、今回のモデルハウスでは、やさしい色合い、ナチュラルな素材や和の要素を取り入れることで、
「落ち着き」+「くつろぎ」を両立した、やさしいインテリアに仕上げています。


今週の現場レポート:物が多い状況ですが…天井にもレッドシダーが貼られ、木工事が大詰めでした。
全館空調設備もスタンバイしていますよー!

■ 現在の進捗状況と、これから 

・大工工事はすでに完了!
・外構と内装工事が進行中。塗装・クロスの作業中です
・来週からは塗り壁の職人さんが入り、空間にさらなる質感が加わります

ということで、
これから日ごとに、家が“完成形”に近づいていくのがとっても楽しみ!
現地で空間全体を見渡せる日が、待ち遠しいです

★ 次回予告 ★

次回は工事中に現場での実際のやりとりなども掲載できればと思っています。
どうぞお楽しみに♪

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました^^

住まいとくらしのミライ博!ほっかいどう住宅フェアの話

2025年08月29日

あつーっつ あつっつー も あつうう  
どもどもどーも みなさんいかがお過ごしですか?
のびきっている今日のさくま(& かなや)です。びろーーん

今年は本当に厳しい夏で思考回路も停止寸前 
外工事の業者さんや、道路案内のみなさんと
外で頑張っているキクザワ工事部のMENMEN ちょっと偉すぎじゃやない?
本当に頭が下がります。
どうか体を壊しませんように。心から願うばかりです。

さて本日は、楽しいイベントのご案内です。

来る2025/9.27~9.28 赤レンガガーデン(道庁 赤レンガ庁舎前庭)にて
「住まいとくらしのミライ博」が開催されます。

今年は、「6つのテーマ」に分けた取り組み
1「.ゼロカーボン」な暮らしの実現 2.「子育てしやすい」暮らしのかたち 
3.暮らしを守る「安全安心」な住まい4.「健康的」な暮らしを支える住まい 
5.「移住.スローライフ」な暮らしの提案 6.「住まい」づくりの担い手の育成
とテーマを見ながら
興味のあるブースを巡っていただけるようになりました。


そして今回の目玉は、「Bisen」の学生さんと一緒の「ワークショップ暮らしの彩工房」

27日土曜日フラワーアレンジメントや木製パズルキットで家づくり体験
28日日曜日オリジナルネームプレートづくり体験木製パズルキットカフェづくり体験
(やってみたいわっちょっと素敵かも…)

そして「ほっかいどうの暮らしラリー」
おなじみの「スタンプラリー」で豪華景品ゲット
未来に向けてワクワクがいっぱいの物語が詰まっております。

私たち株式会社キクザワスタッフも恒例で会場にスタンバイ!!

北方型住宅PR大使の小俣沙織さんやオクラホマの二人がナビゲータのステージイベントに
今年は当社の若手エース二人が参加予定(^^♪
楽しいお話を繰り広げてくれることを願いつつ(たのむよーっ)

おまけに
27日クレヨンしんちゃんのモノマネで話題の「よよよちゃんLIVE」
28日「田中賢介さんのトークショー」など
これでもか!の見逃せないお楽しみが盛りだくさん

お誘いあわせの上 ぜひお越しくださいね。
会場でお会いできること楽しみにしております。

公式サイトは ▶ こちら
(ほっかいどう住宅フェア特設サイトにリンクします)

来週から9月デスネ。
食欲の秋 悩ましい季節がやってきちゃう

栗にカボチャにサツマイモ ピカピカの新米は何よりのごちそう
きのこは食物繊維だからまあ良しとして うーん…
「今夜何に食べる?」うちにもしろさんがいたらいいなーとおもう佐久間(andカナヤ)でした。笑   

ではまた♪

【住宅を守るために】北海道でもシロアリ被害が!? 知っておきたい“これからの防蟻対策”

2025年07月25日

こんにちは。キクザワのスタッフさくまです。
連日暑いですね… 皆様体調など崩されていらっしゃいませんか?

最近の北海道、暑すぎて“本州化”していませんか?

「北海道って、昔はエアコンいらなかったよね」
そんな会話が、もう過去のものになりつつある気がします。

夏は30℃超えの日が続き、40℃に迫る地域もでてきましたし、
冬も雪が少なくなるなど、気候の変化を肌で感じるこの頃。
実はこうした環境の変化が、ある“見えないリスク”を静かに招いているのをご存じですか?

■ 北海道でも、シロアリ被害が増えてきています

「シロアリは暖かい地域の話でしょ?」
そう思っていたのは、ひと昔前のこと。
近年、北海道でもシロアリ被害が確認されるケースが増えてきています。

原因のひとつは、地球温暖化による気温の上昇。
もうひとつは、高断熱・高気密住宅の普及によって、シロアリが生息しやすい温度・湿度の環境が家の中にできやすくなったこと。

断熱材は住宅の快適性を高められる一方で、シロアリに食害されやすい側面があり
床下まで断熱材で包む「基礎断熱工法」のお住まいは、
断熱性能が高い一方で、シロアリにとっても居心地の良い空間になりやすいため、注意が必要です。

■ シロアリ対策、どんな方法があるの?

シロアリの防蟻処理は、シロアリによる被害を防ぐための対策で、いくつか種類があります。

<防蟻処理の種類>
★土壌処理:床下の土壌や基礎の内側、束石周辺に薬剤を散布し、シロアリの侵入を防ぐ層を形成します。
一般的なメリット:
・建物の外側から侵入するシロアリをブロックできる(物理的な“バリア”を形成)
・基礎下など、シロアリの通り道を遮断できるため予防効果が高い
・初期コストが比較的安価で済む場合が多い

一般的なデメリット:
・薬剤の効果は時間とともに薄れる(一般的に5年程度で再処理が必要)
・揮発性の薬剤を使用する場合は、空気中への影響や健康リスクが懸念される
・施工時期を逃すと対応が難しい(新築時の工事が基本)

★木部処理:柱や土台などの木材に薬剤を散布します。
一般的なメリット:
・シロアリに直接狙われやすい部分(木材)を守れる
・一部の既存住宅にも対応可能
・木材に浸透するタイプの薬剤を使えば、効果が持続しやすい

一般的なデメリット:
・薬剤の種類によっては人体への影響があるため、使用薬剤の安全性に注意が必要
・薬剤が浸透しにくい箇所や隠れた部分には効果が及びにくい
・施工のムラが生じると、保護されない木部が残るリスクがある

★防蟻防湿シート:床下にシートを敷き、シロアリの侵入を防ぐとともに、湿気対策も行います。
一般的なメリット:
・薬剤を使わず物理的にシロアリの侵入を防ぐ(忌避効果のある薬剤含有タイプもあり)
・同時に床下の湿気対策にもなるため、腐朽菌やカビの予防にも◎
・効果が長期的に持続(薬剤のように劣化しにくい)

一般的なデメリット:
・設置には丁寧な施工が必要(シートに隙間や破れがあると効果半減)
・コストが比較的高め(材料費+施工手間)
・既存住宅には対応が難しいことも(床下の高さ・構造による)

従来の防蟻処理は、化学薬剤を使ってシロアリを寄せつけないという方法が一般的でした。
しかし、揮発性のある薬剤は室内空気を汚す可能性もあり、
小さなお子さまやペットのいるご家庭では特に慎重に選ぶ必要があるとともに
数年ごとの再処理が必要な場合も多く、維持管理の面でも課題が残っていました。

■ 最近注目されている「ホウ酸処理(例:エコボロンPRO)!!

ホウ酸処理は、木部処理の一種ですが、揮発性がなく安全性が高いのが特長。
作用の仕組み(機序)をご紹介すると、
ホウ酸は、シロアリの体内に入ると
● 消化酵素の働きを阻害する

● シロアリは栄養を吸収できなくなり、最終的に餓死する

● しかも即死ではなく、数日かけてじわじわ効くので、仲間に運ばれやすい&巣全体に広がる

殺虫剤のように“神経を麻痺させて即死”という方法ではありません。
再処理が不要な場合もあり、持続性・健康配慮の両立ができる方法として支持されています

*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚

そこで私たちが選んだのが、(株)エコパウダー様のホウ酸を主成分とした木材保存剤「エコボロンPRO」です。

これは、自然界に存在する無機物「ホウ酸塩」を活用したもので、
シロアリや腐朽菌には効果がある一方で、人やペットには無害
さらに揮発性がないため、室内空気を汚さず、効果も長期間持続します。

ホウ酸は、WHO(世界保健機関)やEPA(米国環境保護庁)でも安全性が認められている成分で、

・自然由来の無機物 ホウ素(B)を含む鉱物から採れる。自然界にも広く存在する成分
・揮発しない・臭いなし。空気中に飛ばないので、室内空気を汚すことがない(吸い込みリスク低)
・経口毒性は低い 大量に口に入れない限り、ヒトには影響しにくい。
 ※塩と同じで、摂りすぎればNG

高温多湿の環境にも強く、国の重要文化財(熊本城など)にも採用されているほど信頼性の高い素材です。

■ 確実に効かせるために。認定施工士が施工を担当

キクザワでは、このエコボロンPROを自社の大工が「認定施工士」の資格を取得し、、確実・丁寧に施工しています。

見えない部分こそ、住まいの大切な土台。
その見えない部分に安心と誠実さを込めて施工することが、長く家の価値の高い価値を保つ家づくりにつながると考えています。


左/土間の防湿コンクリートにも鉄筋を入れ、重みで下がって蟻道ができないように工夫。 中央/エコボロンPRO®は無色透明な為、塗布したところが確認出来る様に染料で色を付けている。右/隙間の出来やすい基礎と土台の間にもコーキングを行い、可能な限り蟻の侵入を防ぐ

■ “見えない安心”が、暮らしを守ってくれる。

マイホームは、一度建てたら終わりではなく、
その後の何十年を、家族とともに過ごしていくかけがえのない場所。

だからこそ、構造や防蟻処理といった「見えない性能」にこそ、本当の価値があるのだと、私たちは考えています。

健康に、安全に、そしてずっと安心して暮らしていける家を。
そのための選択肢のひとつとして、エコボロンPROを、ぜひ知っていただけたら嬉しいです。

■ 詳しくはこちら

▶︎ エコボロンPRO公式サイトはこちら
▶︎ ご相談・施工事例については、お気軽にお問い合わせください。

【工場見学レポート】職人技と感動に出会う旅・クリナップ工場&研修センター〈後編〉

2025年07月08日

 

 

皆様、こんにちはニコ

さてさて、今日は前回にひきつづきクリナップさん工場見学後半です。

前回はキッチンのキャビネット、バスルームの構造…
ここまで書かせていただきましたね!

今日は

ステンレスの未来を感じる展示館“手しごと8割”のシンクの製造現場、

現場でしか知れない感動を、今日も心をこめて綴りますね

 


 

ステンレス加工センター:色が変わるステンレス!?

最後に訪れたのが「ステンレス加工センター」。

ここでは、“色が変わるステンレス”=インコカラーの展示が行われていました。

 

ステンレスの色味を変える技術というのはとても珍しく、しかもこのカラーは見る角度によって表情が変化するんです。

まるで金属が生きているみたいで、見ていて飽きませんでした。


遠くから見るとこんな感じ。


それが近くに寄って角度を変えてみると、、、色が変化!!!!

 

さらに驚いたのは、

海のそばでもノーメンテで腐食しない耐久性を実現していること。



この技術は、カラーステンレス展示館や研修施設の外装にも使われているのですが、

錆びたり劣化したりしていないのだそうです。

さすがステンレス・・・!

展示室には、他にも国際家具市で展示されたキッチンなども並んでいて、

デザインと技術が融合した美しい世界に、思わずため息がこぼれました。

こちら職人さんの手仕事なんですよ。

すごい技術ですよねー!!!

 

 


 

ちなみに、あの甲子園球場のネットや上野動物園のネットにも、
クリナップさんのブラックステンレスが使われているんですって⚾

甲子園球場は

「丈夫でメンテナンスいらず」「光を反射しにくくてボールが見やすい」などの理由から選ばれたそうです。

暮らしの中だけでなく、社会のいろんなシーンで活躍するクリナップの技術力に、改めて深い敬意を感じました✨

 

湯本工場:8割“手仕事”のシンクづくり

次に見学したのは、ステンレスのワークトップやシンクを製造している湯本工場です。

この工場で一番驚いたのは、
クリナップさんの仕事は
機械化8割 手仕事2割が逆転し、作業の約8割が職人さんの手仕事で行われているということ。



湯本工場では『人の技術』が主役でした。

 

例えば、シンクの成形工程では

「ラクエラ」や「セントロ」など製品ごとに工程が異なります。

ラクエラのシンク製造過程では、3段階のプレス加工が行われ、

まず一段階目でおおよその形に、次にそれぞれの深さや角度を出していき…と進み

その後、シンクと天板の溶接はすべて手作業で、水をかけながら一気に接合されていきます。



もうこのあたり、写真や動画が撮れないのが悔しくなっちゃうくらい
「すごい!!!!」しか言葉がでないっ

(実際見てほしくなっちゃいます)

セントロに変わる前SSの時代の動画ですけれど、

職人技が光る動画を発見したのでご紹介しますね。

 

 

工場でも

美しく滑らかな研磨作業
防音シートの貼付け、木部分との接着まで、

一つ一つが丁寧に手作業で仕上げられていました。

 

中でも印象的だったのは、

国家資格も持たれている職人さんのお話

工場内を案内して下さった

渡辺さんという方だったのですが、

この方、凄腕の職人さんで


この左側のお皿など、

設置面との隙間が殆ど無いほどスムーズに仕上がっているのですが、
木型にステンレスを当てて、金槌を叩くという手仕事で仕上げた作品なんだとか!!

現場で若手社員の技術の向上のために技術指導をしながら、自らも新しい試作品の制作に挑戦し続けておられるそうです。

 

入り口前には、そんな職人さんたちの作品が展示されていました。


手の作業とは思えないほど、緻密で精巧な作品ばかり!

このような職人の技術を次世代につなげていくために、若手の育成にも力を入れて励まれているのだとか。

ただの“工場”ではなく、

“技術を継承するアトリエ”のような、凛とした空気が漂っていました✨

 

 クリナップ研修センター:海辺のリゾートのような学びの空間

最後にご紹介したいのは、海岸沿いにある「クリナップ研修センター」。

研修施設というよりも、まるでリゾートホテルのような佇まいに、思わずワクワク…!


天井がたかーーーい!リゾートみたい

新入社員さんが入社すると
必ずこちらの研修センターに寝泊まりして、知識を学ばれるそうです。

 

施設内には宿泊可能なお部屋も用意されていて、

さらに、お風呂の最新モデルも体験できるお部屋があり、

実際に湯船に入れるようになっていました。

(入浴剤やバスグッズのプレゼントまで…!)

 


足ピタフロア

すべりにくい床材で、浴槽内にもこの技術が応用されています。

 

リフォームや介護施設などからのお問合せも多いのだとか!

身体の浮き上がり防止にもなりますし

浴室内での事故防止にも安心ですよね!

浴槽も、足をしっかり伸ばして入っても余裕があるほどゆったりくつろぐことができましたニコニコ

この研修施設は、
実際に見て・触れて・体感できる展示空間になっていて、

「こんな研修施設があるんだ…!」と目からウロコの連続

学びの場でありながら、

「おもてなし」と「くつろぎ」が隅々まで行き届いた空間で、

スタッフ一同、心から楽しませていただきましたほんわか

忙しいところ時間をいただき、説明して下さった現場の皆様にも
手配から移動、懇親会など楽しませてくださったクリナップ札幌支店の皆様にも
心から感謝感謝です。

<まとめ>
 

今回の工場見学を通して感じたのは、

「機械だけじゃなく、“人の手”があってこそ、ものづくりは心を持つ」ということ。

世界にひとつだけのキッチン、お風呂。
一棟一棟お客様に合わせて、オーダーメイトで家づくりを行っている私たちの会社にも
ピッタリなキッチンだな、と改めて感じさせていただき

 

キッチンもお風呂も、

そしてその素材ひとつひとつにも、

“想い”と“技術”が宿っていることを実感させていただき
ますますクリナップさんのキッチン、製品が大好きになった私です。

これからも、そんな想いのこもった製品を、
大切に、お客様にお届けしていけたら嬉しいです。

 

 

キッチンの施工事例↓ クリナップさんのキッチン多数掲載中!!
ご覧になりたい方はクリックしてご覧くださいね♪

 

最後まで、読んでくださって、本当にありがとうございました!

出張から帰ってうちに帰ってから
キッチンを磨いてしまったさくまでしたうさぎのぬいぐるみ

クリナップさんの想いが詰まったキッチン、これからも大切に使っていきたいです♪