こんにちは。
キクザワ広報のさくまです
紅葉が見頃で嬉しい季節!
(ついついお腹が空いて色々食べてしまう季節でもあるけど…)
皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて!今日は、いよいよ公開を迎えたモデルハウス《奏 ‒KANADE–》
こちらとうとう完成いたしましたー![]()
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計画が出てから数年かかった気もしますが、
本日は
こちらに込めた“設計の想い”を、
専務にインタビューさせてもらいましたので、
少し真面目に綴らせていただきます![]()
「建築士ってこんなことを考えながら家を設計しているんだなー」なんて
家づくりに興味がある方はよければ
ご覧いただけると幸いです
①「いつかは、誰かが住む場所だからこそ。」
設計の上で大事にしたのは、
「モデルハウスは、単なる展示のための建物ではない」ということ。
だから大切にしたのは、「この家で、誰かが暮らすかもしれない」というリアルな視点です。
モデルハウスだからこそ伝えられることもあるけれど、
暮らす場であることからは離れずに。
だからこそ、
過剰な豪華さではなく、“必要十分”を感じられるサイズ感・性能・素材・設計を心がけました。
いわば、これは住まいづくりの「ベンチマーク」になる家。
家づくりに迷った時、来て体感してもらうことで、
「これくらいでも充分心地よいな」
「我が家であれば家族人数が多いのでもう少し広い方が良いな」
と判断材料にしてもらえるような指標となる存在であることも、心がけています。
②コンパクトでも、心地よく
建物の広さは物置を抜かすと約30.3坪。
建築費用を抑える目的もあり、コンパクトかつ、暮らしやすい家という事を大切にしています。
そのため、
2階リビング、車は1台を想定(駐車場は一台分)、掃き出し窓なし…という、やや攻めた構成。
ですが、あえて「やりすぎない設計」を行うことで、
「確かに、こうやって使えるなら、家に40坪も要らないかも」
「1台分の駐車場でも問題なく暮らせるかも」
そんな暮らしの選択肢の幅を広げる提案をしています。
そしてこの土地も、実は約42坪の狭小地。
今後ますます需要が高まると予想される小さな土地で、どう心地よく暮らせるか?
その“ヒント”が詰まった家でもあります。
③ コストは、工夫次第
奏を一つの指標とし、たとえば、
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外壁を塗り壁からサイディングに変更
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造作階段をシンプルなものに
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床材や照明の選定の見直し など…
“どこにコストをかけるか”、“どこを引き算するか”は、まさにお客様の価値観次第。
その「見極め」ができることこそ、
モデルハウスの本当の役割だと考えています。
④全館空調と、静かなる高性能
スペックとしては、北海道仕様の断熱・気密に加え、
太陽光×蓄電池×全館空調という組み合わせを導入。
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UA値:0.17
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C値:0.29 (※完全な竣工前だったので、再度測定予定)
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太陽光8.1kW / 蓄電池7.1kW(実効6.9kW)
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パナソニックの第1種換気
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エアコン1台で家全体を温度コントロール
この全館空調は、一言で言えば「空気をかき混ぜる仕組み」。
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空調室でエアコンが空気を冷暖房
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ダクトを通じて各部屋に送り届け
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各部屋の空気が再び空調室に戻り、循環される
というシンプルな仕組みです。
そのため、各部屋に通気口(ガラリや通気ドア)が必要となります。
このように、全館空調はメリットもあればデメリットもあるため、
ご案内の際にはその両面を正直にお伝えしていて、
メリット
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家中を1台のエアコンでカバーできるため、省エネ&すっきりした印象に。
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セントラルヒーティングより初期費用を抑えやすい。
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蓄電池と組み合わせて運用することで、さらに電気代の効率化が可能。など。
⚠ デメリット(※正直にお伝えしています)
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各部屋ごとの温度調整はできない。
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即効性に欠けるため、つけてすぐに快適とはいかず、半日ほどかけて温度が馴染むイメージ
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空調室の確保が必要。
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気流音がある など
《奏 –KANADE–》では、この全館空調を「良いことばかり!」と誇張せず、
メリット・デメリットを実体験として体感いただくことを大切にしています。
きっとリアルな“暮らしのヒント”を感じていただけると思います
⑤素材と灯り、やさしさのコーディネート
この家のコーディネートは、二級建築士の白幡がメインとなっておこなったもの。
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床には白樺の無垢フローリング
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天井は北海道のヘムロック材
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タイルは名古屋モザイクで選定
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照明は丸みのある器具を中心に、「明るすぎないけど、暗くもない」やわらかな配灯
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カーテンはレース代わりに編み目の透け感が美しい生地を使用
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家具も含めてご提案できるトータルコーディネート
“あたたかさ”と“潔さ”が同居する空間に仕上がっています![]()
ついつい新築だとあれもこれもと取り入れたくなりますが
建築士&インテリアコーディネーターに任せるとこんな仕上がりになる、ということも感じていただき、
迷った時には頼っていただけたら嬉しいです![]()
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ソファも造作で作りました^^ 足元は収納になってます(^^♪
想定を超える、こだわりの詰まった一棟
他にも、ちょっとしたこだわりがたくさん…
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ベンチにも収納にもなる月と山のイメージの造作家具
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鳥柄のクロスと、扉のアイコンが遊び心たっぷりな2階トイレ
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階段のアイアンに埋め込んだ照明スイッチ
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新しい金物を使った“つかまりやすい”階段手すり
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畳のオーダー製作、畳の縁の青の統一感
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冬の夕方に体感してほしい、静かな照明計画 など…
私たちスタッフが「これいいよね!」と盛り上がった場所も、
ぜひ、見つけてみてくださいね。
■ 最後に
このモデルハウス《奏 ‒KANADE–》は、
派手さや奇抜さではなく、“ふつう”のなかにある心地よさを大切にしています。
見学いただいた方が、
「ちょうどいいって、こういうことか」
「我が家はここをこうしたいなぁ」
そう思ってもらうキッカケになったなら、私たちにとってこれ以上の喜びはありません。
どうぞ、ちょっと気になるなと思った際には、
お気軽に《奏 –KANADE–》に会いに来てください![]()
スタッフ一同、お待ちしております![]()
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