1. HOME
  2. キクザワ ブログ
  3. 必要十分を体験できるモデルハウス《奏 –KANADE–》が描く、これからの住まいの物差し|モデルハウス完結編⑦

キクザワについて

ご挨拶会社概要社屋案内スタッフ紹介キクザワ ブログ

必要十分を体験できるモデルハウス《奏 –KANADE–》が描く、これからの住まいの物差し|モデルハウス完結編⑦

2025年10月27日

こんにちは。
キクザワ広報のさくまです

紅葉が見頃で嬉しい季節!
(ついついお腹が空いて色々食べてしまう季節でもあるけど…)
皆様いかがお過ごしでしょうか?

奏モデルハウス オープンハウス開催


さて!今日は、いよいよ公開を迎えたモデルハウス《奏 ‒KANADE–》
こちらとうとう完成いたしましたー拍手キラキラ

計画が出てから数年かかった気もしますが、

本日は
こちらに込めた“設計の想い”を、
専務にインタビューさせてもらいましたので、

少し真面目に綴らせていただきますニコ

「建築士ってこんなことを考えながら家を設計しているんだなー」なんて

家づくりに興味がある方はよければ

ご覧いただけると幸いですうさぎのぬいぐるみ 

 

秋の読書とコーヒー、かぼちゃ
 

①「いつかは、誰かが住む場所だからこそ。」

設計の上で大事にしたのは、

「モデルハウスは、単なる展示のための建物ではない」ということ。

だから大切にしたのは、「この家で、誰かが暮らすかもしれない」というリアルな視点です

モデルハウスだからこそ伝えられることもあるけれど、

暮らす場であることからは離れずに。



だからこそ、

過剰な豪華さではなく、“必要十分”を感じられるサイズ感・性能・素材・設計を心がけました。

 

いわば、これは住まいづくりの「ベンチマーク」になる家。



家づくりに迷った時、来て体感してもらうことで、

「これくらいでも充分心地よいな」

「我が家であれば家族人数が多いのでもう少し広い方が良いな」

と判断材料にしてもらえるような指標となる存在であることも、心がけています。

 

 

モデルハウス「奏」の広々としたLDK

 

②コンパクトでも、心地よく

建物の広さは物置を抜かすと約30.3坪

建築費用を抑える目的もあり、コンパクトかつ、暮らしやすい家という事を大切にしています。

そのため、

2階リビング、車は1台を想定(駐車場は一台分)、掃き出し窓なし…という、やや攻めた構成。

ですが、あえて「やりすぎない設計」を行うことで、

「確かに、こうやって使えるなら、家に40坪も要らないかも」

「1台分の駐車場でも問題なく暮らせるかも」

そんな暮らしの選択肢の幅を広げる提案をしています。

 

 

そしてこの土地も、実は約42坪の狭小地



今後ますます需要が高まると予想される小さな土地で、どう心地よく暮らせるか?

その“ヒント”が詰まった家でもあります。

 

③ コストは、工夫次第

奏を一つの指標とし、たとえば、

  • 外壁を塗り壁からサイディングに変更

  • 造作階段をシンプルなものに

  • 床材や照明の選定の見直し など…

“どこにコストをかけるか”、“どこを引き算するか”は、まさにお客様の価値観次第

その「見極め」ができることこそ、

モデルハウスの本当の役割だと考えています。

 

モデルハウス「奏 KANADE」のモダンな内装

④全館空調と、静かなる高性能

 

スペックとしては、北海道仕様の断熱・気密に加え、

太陽光×蓄電池×全館空調という組み合わせを導入。

  • UA値:0.17

  • C値:0.29 (※完全な竣工前だったので、再度測定予定)

  • 太陽光8.1kW / 蓄電池7.1kW(実効6.9kW)

  • パナソニックの第1種換気

  • エアコン1台で家全体を温度コントロール

 

この全館空調は、一言で言えば「空気をかき混ぜる仕組み」。

  • 空調室でエアコンが空気を冷暖房

  • ダクトを通じて各部屋に送り届け

  • 各部屋の空気が再び空調室に戻り、循環される

    というシンプルな仕組みです。

そのため、各部屋に通気口(ガラリや通気ドア)が必要となります。

このように、全館空調はメリットもあればデメリットもあるため、

ご案内の際にはその両面を正直にお伝えしていて、

メリット

  • 家中を1台のエアコンでカバーできるため、省エネ&すっきりした印象に。

  • セントラルヒーティングより初期費用を抑えやすい

  • 蓄電池と組み合わせて運用することで、さらに電気代の効率化が可能。など。

⚠ デメリット(※正直にお伝えしています)

  • 各部屋ごとの温度調整はできない

  • 即効性に欠けるため、つけてすぐに快適とはいかず、半日ほどかけて温度が馴染むイメージ

  • 空調室の確保が必要

  • 気流音がある など

《奏 –KANADE–》では、この全館空調を「良いことばかり!」と誇張せず、

メリット・デメリットを実体験として体感いただくことを大切にしています。

きっとリアルな“暮らしのヒント”を感じていただけると思います

 

 

⑤素材と灯り、やさしさのコーディネート

この家のコーディネートは、二級建築士の白幡がメインとなっておこなったもの。

  • 床には白樺の無垢フローリング

  • 天井は北海道のヘムロック材

  • タイルは名古屋モザイクで選定

  • 照明は丸みのある器具を中心に、「明るすぎないけど、暗くもない」やわらかな配灯

  • カーテンはレース代わりに編み目の透け感が美しい生地を使用

  • 家具も含めてご提案できるトータルコーディネート

“あたたかさ”と“潔さ”が同居する空間に仕上がっていますおやすみ

ついつい新築だとあれもこれもと取り入れたくなりますが
建築士&インテリアコーディネーターに任せるとこんな仕上がりになる、ということも感じていただき、

迷った時には頼っていただけたら嬉しいですニコラブラブ

造作ソファと収納付きベンチ

ソファも造作で作りました^^ 足元は収納になってます(^^♪
 

想定を超える、こだわりの詰まった一棟

他にも、ちょっとしたこだわりがたくさん…

  • ベンチにも収納にもなる月と山のイメージの造作家具

  • 鳥柄のクロスと、扉のアイコンが遊び心たっぷりな2階トイレ

  • 階段のアイアンに埋め込んだ照明スイッチ

  • 新しい金物を使った“つかまりやすい”階段手すり

  • 畳のオーダー製作、畳の縁の青の統一感

  • 冬の夕方に体感してほしい、静かな照明計画 など…

私たちスタッフが「これいいよね!」と盛り上がった場所も、

ぜひ、見つけてみてくださいね。

image

 

■ 最後に

このモデルハウス《奏 ‒KANADE–》は、

派手さや奇抜さではなく、“ふつう”のなかにある心地よさを大切にしています。

見学いただいた方が、

「ちょうどいいって、こういうことか」

「我が家はここをこうしたいなぁ」

そう思ってもらうキッカケになったなら、私たちにとってこれ以上の喜びはありません。

 

どうぞ、ちょっと気になるなと思った際には、

お気軽に《奏 –KANADE–》に会いに来てください歩く

 



スタッフ一同、お待ちしております花

 

↓↓ 詳細・ご予約はこちらから ↓↓