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  3. 2022年5月竣工 札幌市東区S様邸
   
目に映るものすべてに幸せを感じる 大好きなマイホームです

一棟の家が完成するまでには,そのお客さまだけの物語があります。
「家づくりの過程の中で悩んだこと、心配だったこと、嬉しかったこと、よかったこと… 実際に家を建てて住んでいる方の物語は、見えない誰かの参考になるはず。」-こんな思いから、実際にキクザワで家を建てたお客様のおうちを訪問させてだき、お客さまだけの家作りのストーリーをじっくりと伺うこの企画!
今回インタビューさせていただいたのは、2022年に札幌市東区にて家づくりを行ったS様。
ご家族の家づくりに込められた思いとはどんなものだったのでしょうか?
 
<住宅概要>
家族構成  ご主人様(30代) 
      奥様  (30代)お子さん2人 
施工場所  札幌市  
施工年月日 2021年12月~2022年5月
施工期間  約6か月


子育てや快適性、環境等、色々検討して一戸建てを考えるようになりました
―家を建てようと思ったきっかけを教えていただけますか?


奥様「そうですね。一番は音の問題が大きかったでしょうか。元々住んでいたアパートで、私たちは一階に住んでいたんですが、ある時ほかの階から『足音がうるさい』とクレームがきてしまったことがあったんですよね」

―1階の足音が他のフロアに響いてたんですね、確かに構造の関係もあって、音が斜めに反響するところもあると聞いたことがありますね…。



奥様「気を付けて生活していても、子育てをしていると色々とうるさくしちゃう事もあるので肩身狭く感じていました。そんなキッカケから、札幌方面に転勤になるタイミングがあって、元々親が持っていた土地に一戸建てを建てたらどうかな?と考え始めたのがきっかけです」

ご主人「やっぱり色々考えると、賃貸より一戸建ての方がのびのび過ごせますよね。賃貸も結構高いじゃないですか?家賃が7万円、8万円とか…と思うと、住宅ローンと家賃とあまり変わらないのかな。という気がしたんですよね」

―なるほど。ファミリー向けに部屋数多めで駐車場を借りたり…と考えると、賃貸でも場所によっては金額的に結構高くなっちゃいますもんね。


奥様「あとは、私が小さい時から自分の家を建てるのが『夢』っていうところはあって…。綺麗なおうちを建てたいなっていうのを子供の頃から漠然と考えていましたね。冬寒い、夏暑すぎるというのはやっぱり嫌だったという快適性のことももちろんありました。」

―そうだったのですね、子育てや快適性などで賃貸と一戸建てとを検討した結果、同じくらいの負担になるなら思い切って夢のマイホームを建ててみよう!という決断だったのですね。

とにかくあちこちビルダー見て回り、性能もデザインも夫婦が共に納得できる工務店を見つけました
―キクザワを知ったキッカケを教えていただけますか?


ご主人「iezoomというサイトを通して見つけました。とにかく良い家を建てたい!というのが大きかったので、それまでにハウスメーカーさんも結構見学に行きました。有名なところは大体一通り見たと思います。
ただ、大手ハウスメーカーを見て回っていく中で、やっぱりどこも、金額的にとにかく高いんですよね。でも、住宅性能は実際のところどうなの?っていうところが気にかかりまして…。

じゃあ、大きなハウスメーカーじゃなくて工務店の家づくりってどうなんだろう?というところから、工務店に焦点を当てて探し始めて、良さそうな会社をネット検索していきました。工務店の中でも色々あるとわかったので、ある程度大きなところ、性能重視の小さなところなどを一つずつ調べて見学していって、その流れでキクザワさんを見つけた感じでしたね。」

―そうだったんですね!
実は私も、自宅を建てる時に、大手ハウスメーカーさんに見学に行ったことがあったんですけど…。とにかく大手は営業トークが上手じゃないですか。私、結構単純なので、話を聞いてるうちに『へ~、なんか良さそう』ってすぐ思っちゃうタイプだったんですけど(笑)、お二人は大手ですぐに決めずに何社も回られて熟慮されたという部分がすごいなと思ったんですが…
この、あちこち見て回ろうと思った理由ってどのあたりだったんでしょう?


ご主人「そうですね、僕が、細かいところを見ていくタイプなんですよね。ハウスメーカーさんの話を聞いてあちこち見学に行く中で『そうは言っても性能の実際のところはどうなんだろう?』って疑問に思ったのが一番大きかったですよね。カタログに書いてあることや相手の言っている事よりも、『実際』の部分はどうなんだろうか?と。
あと、構造など家の作りの方をじっくり見るタイプなので、どうも柱などの作りが安っぽく感じてしまうなというところもあって、なんとなくピンと来なくて、もう少し探そうと。」

奥様「ここは結構良さそうだね、と二人で展示場を見ても、『あー、でも、これは良いけど、こっちがちょっと気になるかな…』っていうところが夫婦でありましたね。
一社、ちょっと大きめの工務店さんで、デザインが洗練されていて、内装もスッキリしていて、素敵!ここで建てたいなって私が思ったところがあったんですが、性能重視の主人から『ちょっと待って。もう少し他も見てみよう』と一旦ストップがかかったり(笑) …この辺は夫婦でお互いに家づくりで見る部分、重視するところが違ったので、意見が食い違ったことがありました。
ただ、この好みの会社でよくよく話を聞いていくと、家をかなり小さくしないと予算が合わなさそう…っていう問題も出てきちゃって…。それなら、お互いに納得いくまでもう少し頑張って探そうか、というところで、夫がキクザワさんを見つけたんです」

―確かに!キクザワに興味を持って下さるお客様は、『性能重視のご主人様×内装でこだわりがある奥様』という組み合わせが結構多いかもしれないです。そこから見に来てくれて説明を聞いて、という流れだったんですね


ご主人「そうですね、そこで内覧会に行かせていただいて。社長が担当してくれました。最初の内覧会は札幌の方の、Instagramでも良く出てくるお宅でした。あちこちこだわりが感じられて、すごい!と。
そのあとも何棟か見学に行かせてもらいましたが、冬の内覧会に行っても暖かかったんですよね
それで、キクザワさんは性能もしっかりしていそうだし、デザインもこだわっているなと感じられたところから、具体的な話に入っていきました」
家で過ごす時間が一番長い妻の希望を最優先に。
―プランを進めていく中で、S様が希望された事にはどんなことがありましたか?


奥様「キッチンの横付けダイニング、リビングの横に小上がりが欲しいということと、玄関から洗面に直接抜けられる回遊動線なんかでしょうか。このあたりはInstagramを中心に、使いやすい間取りを情報収集して、自分でも紙にイメージを書いてみたりしました。」

―S様邸、本当に実際動きやすそうですごく素敵ですよね!


ご主人「そうなんですよ。玄関までぐるっと回れるので、子供たちも喜んで走り回っています」

奥様「家事もしやすいです」


―家づくりの中でご主人が希望されたことはありましたか?


ご主人「計画当初は筋トレルームを作りたいなという希望はあったんですけど、早い段階でやめましたね(笑) 
家づくりでは、嫁の希望を優先にしました。どこの家庭もそうかなと思うんですけど、やっぱり、家にいる時間が長いのって一番は嫁さんじゃないですか。だから、せっかくだったら嫁さんが好きなものにしてあげたい、希望を叶えてあげたいっていうのはあったし、それで良かったな、と思っています。
内装関係でいうと天井の羽目板のレッドシダーとテレビボードのSOLIDは僕の唯一の希望ですかね。これは組み込んでもらって良かったと思っています。TVボードの下とキッチンの壁に間接照明が入っていて、夜は間接照明だけを点けて過ごすことが多いんですが、穏やかな雰囲気になり、リラックスできて落ち着きますよ。」

ーいいですね~!そのほかの内装は奥様のご希望なんですね。全体に統一感があって、どのお部屋も、すごくオシャレですよね!大体お引渡し前におうちに入ると、家具は入ってなくても『おー!ここの方はセンスがよさそうだなぁ』ってなんとなくわかるんですけど、S様のおうちは入った瞬間、絶対に叶えたいこだわりがあって、おしゃれな方なんだろうなと感じていました^^

図面に色付けしたりワクワクしながら仕上がりをイメージした、楽しい打ち合わせ期間でした。
奥様「ありがとうございます!白っぽい内装とグレージュの感じが好きだったんですよね。寝室のクロスは特にお気に入りで、一番最初に決めました。
家の計画中は、一日中あれこれと写真を眺めて、検索して、仕事に出来るくらい(笑)考えて決めていったんですよね。
クロスも大き目のサンプルをもらってワクワクしながら、いただいた造作図面に実際に貼ってみたりしながら、完成後のイメージを膨らませていきました」


―すごい!図面に貼ってイメージしていったんですね。 担当の社長、構造に関しては大得意ですがクロスなどの内装はちょっと苦手と思っているところもありまして…。お客様の方でセンス良く内装をまとめられる方だと、家全体がぐっとオシャレに仕上がるので、お客様から提案していただけて社長も嬉しかったと思います


奥様「そうだったんですね、社長からも『センス良いですね~!』とすごく褒めてもらいまして、嬉しかったです。 
私は、打ち合わせで社長から造作の図面を受け取るのをとても楽しみにしていて、色鉛筆で色を付けたりしながら、完成したらこんな感じになるかな?って一つ一つ想像していきました。」

ご主人「あとは、社長との打ち合わせで印象に残っているのは、とにかく説明がわかりやすい!僕らが平面で見てわかりにくいことも、立体的な絵をその場でサラサラッと描いて教えてくれるので理解しやすかったです。
そう考えてみると、事務所での打ち合わせは毎回楽しかったですね。あっという間に二時間!っていう感じで、毎回時間が足りないくらいでした。
  余談ですが、家づくりの途中に僕がプライベートで足を骨折してしまったという事があって、ギブスの状態で事務所へ打ち合わせに行ったこともあるんですが…(笑)打ち合わせ部屋までの階段上がるのが大変だったなー、なんて、そんなことも今思い返すと、家づくりの忘れがたい良い思い出ですね(笑)」
収納や脱衣所等…日々の『暮らし』を考えて使う部分にこだわりました
奥様「他に、間取りでこだわったところとしては、洗面脱衣所を広めにしてほしいと希望しました。
実は、洗濯が好きなんですけど、前のアパートでは干す場所が無くてリビングに干してしまったりしたんですよね。今回はそんなことが無いようにと思って、洗面脱衣所はできるだけ広くしてもらいました。遊びに来たお友達からは、脱衣所が広いね!とびっくりされます。
家族みんなで使っても全然ぶつからないですし、洗濯物の乾燥場としては物干し竿一本でも充分干せるくらい余裕がありますし、ここはこだわって広くしてよかったなぁと思っています」


ー収納上手のお二人、おうちのどこを見てもキレイでスッキリしているのですが、そのあたりもこだわりがありますか?

ご主人「そうですね、嫁さんが特に収納が上手ですね。僕は断捨離が好きです。
僕が減らして、減らした分をしまうっていう感じでしょうか。それでも思い出があるものや、コレクションしている靴など、捨てられないものも勿論あるんですが(笑)。
玄関の収納は、棚自体をオープンにして収納グッズを統一するようにしました。使いやすいです」

奥様「やっぱり転勤がこれまで多かったので、できるだけ物が少ない方が引っ越し作業が楽だし、引っ越し代も安く済むといったこれまでの経験も影響しているんですよね。
玄関先にはランドセルや子供のコートなどをまとめてしまっておける収納棚を造作してもらい、掃除グッズもまとめています。オープンにしてあるので、取り出しやすいから掃除しやすいんですよね。玄関で帰ってきて、まずカバンやランドセルを置いてコートを脱ぐという動線がここで完結するので、リビングが散らかずに済んでいます。」

ー玄関先にランドセル置き場はあるのは絶対に良いですよね! 私は家づくりの時に子供が小さくてランドセルの事まで考えなかったので、今になって作っておけばよかったと思っています…。そのあたりもしっかり事前に検討できたということだったのですね。うらやましいです~!


奥様「ありがとうございます^^ あとは、子供からもらったお手紙や工作などのプレゼント、学校からのお便りが貼れるスペースをキッチン横に確保してもらいましたよ。壁自体がマグネットウォールになっているので、貼ったり剝がしたりがとっても楽で、ありがたいスペースになっています。
小さなことですが、こういった希望を私たちの実際の暮らしに合わせて組み込んでもらえたので、暮らしやすく感じています」
黙々と仕事をしていく田中棟梁のスピードと配慮に感動!いい思い出ばかりです。
―現場の大工との思い出話はありますか?


ご主人「田中棟梁だったんですが黙々と丁寧に仕事をしてくれてて。いつ行ってもコツコツと真剣に作業されていました。ただ、黙々と作業はされているんですけど、僕らが『これってどういう感じになるんですかね?』って聞くと、きちんと手をとめて、なんでも丁寧に説明してくれましたね。」



奥様「職人さん!っていう見た目の大工さんなので、一瞬話しかけにくいのかな?と思ったんですけど(笑)、話しかけてみるととにかく優しくて!
半円状になっているRの壁もどうしてもやりたかったことの一つなんですが、大工さんが作ってくれた出来上がりを見た時に『わぁー可愛い!』と嬉しくなりました!

ご主人「それでまた、現場では仕事が早くて驚きました。あっという間に床が貼られていったので作業のスピード感にすごくびっくりしたのを覚えています。あれはすごい!」

ー施工の様子を見ていただいていたんですね。現場には結構来ていただいていたんでしょうか?


奥様「住んでいたアパートからここまで車で30~40分だったんですけど、家がどんどん仕上がっていくのが楽しみだったのでちょこちょこと遊びに来ていました。出来上がっていく様子を、子供たちと一緒に楽しく見学させてもらっていました。田中さん以外の、二階を担当してくれた大工さんも子供たちにすごく優しくて、声をかけてくれました。みんなで一緒に写真を撮らせてもらったりして印象に残っていますね。家づくりを通していい思い出ばかりで、嫌な思いをしたことは一度もなかったです。

あと、大工さんは、家が完成した後もあれこれ取り付けにきてくれたり、サービスしてもらったりと本当にありがたかったんです。
・・・実は冷蔵庫の下にクリアマットを敷きたいなーと思い、ちょうど通気口があったので大工さんにマットに穴を開けてもらえないかという相談をしたところ、マットを切って、冷蔵庫を動かして、マットを敷いて冷蔵庫を再設置するところまでサービスでやってくれたんですよね。ここまでやってもらえるのか!と思って感動しました」
家にずっと居たくなるくらい我が家が好きで、おうち時間を楽しんでいます
―家が建って変わったことはありますか?


ご主人「とにかく快適です。暑い、寒いということが無くなって、家の中どこにいってもムラが無く一定の温度っていうのがすごいなと思います。冬は暖かくて本当に過ごしやすかったですね。
それまでのアパートだとやっぱり、北側の部屋とか、どこか一か所が極端に寒いっていう事があって、ストレスに感じていたのですが、そういったストレスが全くなくなりました。
光熱費に関しても、この広さですけど、前に住んでいた2LDKのアパートと同じくらいなので実質的には減りましたね。」


奥様「何もしなくても、つくづく目に入るものすべてが幸せだな…って感じる瞬間があるんですよね。夜、間接照明をつけてぼーっとしている時間がたまーにあるんですけど、『あぁ良い家だなぁ…』と幸せを感じています。 家にいる時間が大好きなので、外に遊びに行くよりも、家で過ごすことが多くなりました。
子供たちもわりと年が近い子が近所に多く、楽しそうに学校に行っています。そんな一つ一つから、本当ににここに住んでよかったなぁ、家を建ててよかったなぁと日々思っています」

ご主人「自画自賛しかないんですが、家に関して本当に気に入っています。暮らし始めてから一年経っていますが、これからも新築のこの感じをキープしていけたらいいなと思っています。家が建って、子供たちが騒いでも大丈夫ですし、広さも含めてアパート暮らしで感じていたストレスが全然なくなりました。家の外回りも充実させながら、アウトドアや、色々なことをみんなで楽しんでいけたらいいなと思っていますね」

―おうち時間をリラックスして過ごせるお住まい、本当に素敵です。ご家族みんなで、たくさんの思い出ができそうなおうちになったのですね!今日は、お話を聞かせていただき、本当にありがとうございました

スライドショーにて、S様邸をご紹介中↓ シンプルで上品に整えられたインテリアや、アーチ壁など工夫がたくさんのお住まいをぜひご覧くださいね。
message from Kikuzawa
菊澤里志
「満足いただいて大変光栄です。とにかく家づくりを焦らずゆっくり熟慮していただけたからですね。S様の家づくりは、私もとても楽しかったです。
お引き渡し後にお伺いしても、とてもきれいに住んでいらっしゃいますね。家を大切に扱っていただけるのが伝わってきて、とても嬉しく感じています。
弊社の社是は『住まいは、お客様と共に創り上げるもの』と提唱しています。まさに、その社是にのっとった家づくりをしていただけたのかなと思います。
末永く、キクザワの住まいを大切にしていただいて、素敵な家庭をつくっていってほしいですね。
本当にありがとうございました」



棟梁 田中郁晴
「ありがとうございました。いろんな大工が応援に入った現場で、特に大きなトラブルもなく、スムーズに現場が進んだと思います。
(床の見切りをどこにするかとか、小さいことはちょこちょこあったけど…)
喜んでもらえてよかったです。
これからもなにかあれば呼んでください。ありがとうございました」
(※ちなみに、冷蔵庫の件について『お客様から感謝をお聞きしましたよー!』と話したところ、「あ! 冷蔵庫ね!たしかにあったね!」ということで…こちらから言うまですっかり抜けていた様子の郁晴さんでした(笑)。そんな様子から郁晴さんにとっては、きっといつも当たり前にやっちゃう事なんだろうな~と、私も嬉しくなりましたよ。byスタッフ佐久間)


梶田京冶
「お客さんと僕が現場でお会いする機会は少なかったですが、現場も大事なく、安全に施工できました。みんなで楽しく過ごしてください!ありがとうございました!」

写真撮影:studio9 中原一雄様