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木のぬくもりと回遊動線で叶えた、ふたりの“おうち時間を楽しむ暮らし”

一棟の家が完成するまでには、そのご家族だけの物語があります。
「悩んだこと」「迷ったこと」「よかったこと」—実際に住んでいる方の言葉は、いま家づくりを考えている誰かの背中をそっと押してくれるはず。

今回お話を伺ったのは、札幌市南区にお住まいのご夫婦。
以前は近くの賃貸に暮らしていたおふたりが、土地探しからじっくりと時間をかけてたどり着いたのは、木の心地よさと、暮らしやすい動線が溶け合う住まいでした。
<住宅概要>
家族構成  20代ご夫婦
施工場所  札幌市南区
施工年月  2025年6月〜10月
施工期間  約4か月
(2025年10月お引き渡し)
HOKKAIDO WOOD HOUSE 登録物件 道南杉スタッド、トドマツ、針葉樹林合板等計12.46㎥使用


結婚を機会に、住環境を整えようと思いました。
―今日はありがとうございます。
それでは早速ですが、お二人が「どうして家を建てようと思ったか?」というところからお聞きしてもいいでしょうか?


奥様「結婚が一つのきっかけになりました。二人とも『いつかは家を建てたいね』という気持ちは持っていたので、『そろそろ本格的に家のことを考えてみようか』という話に。
でも、時期としてはすぐに建てる予定ではなくて、のんびり考えていました」


ご主人「やっぱり一戸建てを建てたいと思った大きな理由は、以前住んでいた賃貸住宅での暮らしでしたね。
とにかく夏暑くて、冬寒い!エアコンが付いていなかったので、夏は本当に大変だったんです。冬場は光熱費の負担も気になりましたね。」

ー北海道だと、最近は本州並みの気温になっているのに、まだエアコンの無い賃貸住宅が多かったりしますよね。
その他に以前の暮らしの中で「こうだったらな」と感じていたことはありましたか?


奥様「動線が窮屈で使いにくいなと思って、キッチンが狭いのはずっと気になっていました。置きたいものも増えていきますし…。」

ご主人「あとは、やっぱり暑い・寒いという問題があったので、家で落ちつける時間が短い感じがあったかもしれないですね。
休日でも『今日は外出して、あったまってこようか』と…。だから休みは家で過ごすよりも、外に出ることが多かったと思います。そして家のすぐ前が車通りの多い道路だったこともあり、車の騒音についても気になっていました。」

ーご結婚をキッカケとして「住環境を整えよう!」と、家づくりを検討しはじめたという事だったのですね。
土地はご縁!思いがけず家づくりが進展していくことに。
ー土地についてはどのように見つけられましたか?


ご主人「元々住んでいたアパートが、ここから目と鼻の先なんです。
この辺りは、僕の職場(恵庭方面)と妻の職場(札幌市内)のちょうど中間地点になる場所でもあるので、暮らしやすさのイメージが自然と湧いたんですよね」

奥様「私の実家もすぐ近くにあり、この地域で育ったので、住み慣れているところも大きかったです。」


ご主人「ただ、最初から今の土地だけを見ていたわけではなく、ほかにも3つほど候補がありました。
どこが一番良いのか迷っていた頃には、既にキクザワさんで家づくりの相談をしていたので、担当の部長に現地まで一緒に行って見てもらったんです。
このエリアは斜面が多くて、自分達だけでは判断が難しい部分もありました。『敷地内に坂があると造成費用がかかりますよ』といった、素人目では気づきにくい現実的な話を、プロの視点で教えてもらえたのは、とても大きかったですね。」

奥様「最終的に決めたこの土地は、広さがちょうど希望していた70坪くらい。
しかも敷地内に坂がなくて造成費用の心配がない場所でした。さらに、もともと建っていた建物に関しても『更地渡し』だったので、解体費用もかからなくて。 部長も、『条件がきれいに揃ってますね』と言ってくれたので安心しました。」

ご主人「元々ゆっくりと『家を建てるのは早くても2〜3年後…時間をかけて5年後くらいまでに建っていたら良いかな』とのんびり考えていたんですが、この土地に出会ったことで気持ちが一気に動きました。
振り返ると、理想のエリアをしっかり絞って、専門家のアドバイスをもらいながら、偶然の土地との出会いをしっかり掴んだ…そんな土地探しだったと思います。」

ー理想のエリアを見極め、プロの視点を借りながら進めた土地探し。その一つひとつの判断が重なった先に、今の場所との出会いがあったのですね。


綺麗な住宅展示場よりも、『実際に誰かが住むために建てた家』を見たかった
ー話が前後しますが、私たちの会社を見つけたきっかけを教えていただけますか?

奥様「家を建てようと具体的に考えるよりも、ずっと前から、私は家づくりそのものが好きでした。趣味の延長線上で、いろいろな住宅会社のホームページを眺めている中で『このおうち、素敵だな』と印象に残っていたのが、キクザワさんでした。デザインの雰囲気や、施工事例の一棟一棟がまったく違う感じに惹かれていて、記憶の中にずっと残っていました。
無機質な雰囲気よりも、長く住んでも飽きない『木のぬくもりや居心地の良さ』を大切にしたいと思っていたので、感覚が合ったのも大きかったですね。

いざ本格的に家づくりを考え始めてからは、同期の紹介があった会社や、大手ハウスメーカーなども含めて、いくつか見比べました。でも正直なところ、大手メーカーさんの家はどれもきれいで安心感はあるけれど、『どこも同じように見える』という印象が強くて…。
その点、キクザワさんの家は、同じ会社が建てているのに一棟ごとに表情がまったく違っていて、『こういう家づくり、素敵だな』と素直に思えました。」


ご主人「展示場の豪華なモデルハウスにも少し苦手意識があったというか、なんとなく『自分たちが暮らす家』というイメージがどうしても重ならなかったんですよね。そういった展示場では、こうしたいなと思っても実際に採用するとなると、高いオプションになったりもしますし。
だから、実際に誰かが建てて、暮らしていくことを前提にした『実例』を見たいと思っていました。
そういう中で、一番最初に見学したのが、キクザワさんの完成物件だったんです。『実際に誰かが、住むために建てた家』を見られるオープンハウスは、生活のイメージを膨らませるのに最適でした。
何度もご迷惑だったかもしれませんが、休日の楽しみとして何度も足を運んで、素材や設備の種類、大きさなどが、どんどん理解できるようになっていきました」

ー迷惑だなんてとんでもありません!私たちの家づくりは全てオーダーメイド住宅なので、お客様ごとにこだわるポイントや間取り、インテリアがまったく違うのが特徴なんです。だからこそ、内覧会の機会があればできるだけ実際に足を運んでいただいて、空間を体感しながら、『こんな暮らしもいいな』とイメージをふくらませていただけるのが一番だと思います^^

プランや見積もりの進め方で『ここなら任せられる』と思うことが出来ました
ー本格的に家づくりを進めていく中で、キクザワに、と決めるまでの思いや、決め手になったことをお聞きできますか?

奥様「いくつかの会社を比較しましたが、最終的に決め手になったのは『納得感』でした。
他社も同時に検討してみて、図面の提案はありましたが、『悪くはないけど、なんとなくしっくり来ない…』という感覚があって。
キクザワさんから最初に出していただいたプランは、見た瞬間に『あ、これいいな』と思えたんです。

自分たちが言葉にしきれていなかった要望まで、自然に汲み取ってもらえているような感覚がありました。
そして、『こうしたい』と伝えたときも、無理に否定されることがなくて、『どうしたら実現できるか』を一緒に考えてくれる姿勢が印象的で、この会社なら自分たちの想いやこだわりをきちんと受け止めて、形にしてくれそうだな、お任せできると思えました」

ご主人「あとは、予算に関しての進め方ですね。他の一般的な会社では、『まずは最低限の仕様でスタートして、あとから必要なものをオプションで足していく』という進め方が多く、話を聞けば聞くほど、『最終的にいくらになるんだろう』という気持ちが大きくなっていったんです。途中であれもこれもと追加していくうちに、気づいたら想定していた予算よりずっと金額が膨らんでしまうのではないか?という怖さがありました。
 その点で、キクザワさんの見積もりの出し方は、すごく分かりやく、最初に『やりたいこと』を全部話して、初回はそれを全部盛り込んだ状態で見積もりを出してもらえて、『ここから、いらないものは削っていきましょう』というスタンスだったんです。
『足りないから追加する』のではなく、『納得しながら減らしていく』というスタイルがとても分かりやすく、安心して進めることができました。 最初から全体像と金額が見えていたので判断もしやすく、『あとからどんどん増えてしまうかもしれない』という不安がなかったのが大きかったですね。そうした安心感が、決め手になりました。」

ープランへの納得感と、予算に対する安心感。 その両方がそろったことで、「ここにお願いしよう」という気持ちが、自然と固まっていったという流れだったのですね。

こだわりを重ねてつくった暮らしのカタチ…道産木材や札幌軟石
ー私たちの家づくりは、木を活かした住宅が多かったりしますが、木を使った家づくりは元々のご希望だったのでしょうか?


ご主人「家づくりで大切にしたのは『落ち着けるかどうか』でもあるので、毎日帰ってきて、ほっとできる場所であること。そのためには、目新しさよりも、長く愛着を持てる素材の方がいいなと。
木のある空間って自然と気持ちが落ち着きますよね」


奥様「私も、家づくりを考え始めたときから、『木を使いたい』という気持ちはずっとありました。最近よく見かける、ホテルライクだったり、モノトーンでまとめたモダンな家も素敵だとは思うんですけど、どこか少し、私には殺風景に感じてしまって…。
それよりも木をたくさん使った空間の方が、時間が経っても自然に馴染んで、一生飽きずに、居心地よく過ごせるんじゃないか、『やっぱりこの家が好きだな』と思えるんじゃないか、と思いました。」

ーN様邸では、床合板や屋根合板、土台のトドマツなど、構造材に道産木材を使用しているので、目に見えるデザインだけでなく、構造から地域の木を活かすことで、長く安心できるのもポイントですよね!
その他にお二人がこだわった点は、どんなところだったんでしょうか?


ご主人「間取りや動線については、『暮らしやすさ』を最優先に考えて、リビングキッチン側と水回りを回遊動線にしてもらいました。玄関も、シューズクローゼットを少し広めに、コートを掛けたり、カバンを置いたりできるスペースも設けて、出入りの動線がスムーズになるように、と。実際に暮らしてみてもすごく使いやすいですね。
あと希望したのは、リビング横の小上がりや、車が好きなので、カーポートは大きめのものを置けるように配置を考えてもらいました。除雪の手間も減りますし、屋外でBBQといった楽しみ方もしたいなと考えていたので、大切にした部分ですね。」

奥様「今回玄関には、一部分にアクセントとして札幌軟石を使ってもらいました。南区育ちの私にとって、札幌軟石はすごく身近な存在で、『いつか自分の家にも使いたい』と、ずっと思っていた地元の素材だったんですね。
最初はプランの中に入れていなかったのですが、内覧会で札幌軟石をアクセントに使ったおうちを見学させていただいて、やっぱりすごく素敵だな、と札幌軟石を使いたいという話を部長にしてみたら、『あぁ、良いんじゃないですか』とすんなり受け入れてもらえました。実際に完成してみて、家に入るたびに目に入るこの場所を見ると、『やっぱり入れてよかったな』と感じましたね。
洗面所やお風呂も、毎日使う場所だからこそ、自分たちの好みにあった物や足触りの心地よさ、素材感を大切にしました。細かいところまでこだわった分、『こうして良かったな』と思える場面が多くて、今は本当に満足しています。」
現場で感じた、つくり手との距離の近さが心強さに繋がった
ー家づくりが進む中、現場で印象に残っている思い出はありますか?


奥様「そうですね。現場で思ったことは、大工さんとの距離の近さですね。
担当してくださったのは梶田徳之さんのチームだったんですが、とにかく話しやすくて、『いつでも来ていいよ』と言ってもらえたのが嬉しかったです。玄関の格子をどう見せるか、ロールスクリーンの周りをどう仕上げるかなど、『こうした方が広く見えるよ』『こっちの方がかっこいいと思う』と、デザイン面でもたくさん提案してもらえたのが嬉しかったですね。」


ご主人「SNSなどを見ると、『現場で直接要望を伝えるとトラブルになることもある』という話もあって、正直少し不安はありました。 でも、キクザワさんは自社大工で、気になったことをその場で相談できる環境が整っていて、それがすごく安心できました。
例えば図面では気づかなかった階段のことなんですが、実際に現場を見た時に、『僕の身長だと降りる時に、一階の天井の部分に頭が当たってしまうかも…』と気づいたんです。正直に相談したら、梶田さんが頭がぶつからないように、リビング側からの見栄えも考えながら一部分を削るという調整をしてくれたんです。
現場で気づいたことや思った事を率直に相談して、一つ一つ助言をもらえたり、対応してもらえるのは心強かったです。」

ー設計図どおりに進めるだけでなく、暮らしに合う形を現場で確認しながら調整していく。自社大工との距離の近さが、住まいの完成度をさらに高めていった、ということだったのですね。

住み始めて実感した、あたたかさと快適さ。「家にいる時間」が、いちばん好きになりました
ー実際に住んでみて、いかがでしょうか?

ご主人「住み始めて、ちょうど1ヶ月くらい経ったんですが……正直に言うと、もう「天国」ですね(笑)。 それくらい、以前の賃貸での暮らしとは、まったく別物だと感じています。

一番驚いたのは、家の暖かさです。北海道の冬なのに、半袖のTシャツで過ごせるくらいで。 前の家はとにかく寒くて、冬は服を何枚も重ね着して過ごしていましたし、結露も当たり前のように出ていました。
でも今の家では、結露もまったくなくて、『これが住宅性能の高い家なんだな』と実感しています。



家が暖かいので、休日に外に出て暖を取る必要もなくなりました。
仕事から帰ってきて、寝るまでの時間を、家の中でゆっくり楽しめるようになったのが大きな変化ですね。
大画面のテレビで、照明を少し落としてポップコーンを食べながら映画を観たり、夫婦でゲームをしたり。家にいる時間そのものが、すごく充実しています。」

奥様「あまりにも居心地がいいので、家にいる時間の流れが長く感じられるようになり、ずっとやってみたかった手ごねのパン作りを始めてみました。家にいる時間が心地いいからこそ、新しいことにも自然と挑戦したくなった気がしますね。
それから、光熱費の安さにも本当に驚いています。以前の賃貸では、少し使っただけでガス代が3〜4万円になることもあったんですが、今は毎日お風呂に入って、ガスの洗濯乾燥も頻繁に使っているのに、ずっと抑えられていて『こんなに快適なのに、こんなに違うんだ』と、びっくりしました。
間取りや設備についても、住んでみて改めて使いやすい、暮らしやすいと感じています。 回遊動線のおかげで、家の中を無理なく移動できますし、毎日の家事や暮らしが、すごくスムーズになりました。」

ー家の性能や環境が整うことで、心にもゆったりとした余白が生まれていったのですね。お聞きしていて、新しいことに挑戦したくなるほどの居心地の良さが、住まいの満足度を物語っているように感じられて私も嬉しいです。
最後に、これから家づくりを考えている方にアドバイスやメッセージがあれば、お願いできますか?


奥様「まず図面を見る前に、『どんな暮らしをしたいか』をしっかり想像することでしょうか。何をしたいか、どんな時間を過ごしたいか、生活の中でどんな動きをするか…といったことを時間をかけて、じっくり考えておくと、完成してからの後悔が少なくなると思いました。」

ご主人「特に、コンセントの位置や個数は、後から変更するのが難しい部分だと思うので、しっかりと住んだ後の生活や置く予定のものを具体的にイメージすることが大事だと思いますね。家具をどこに置くか、いざ家具を置いてみたら干渉して使えない、ということが無いように、家具の高さはどれくらいだから、どこにコンセントが必要になるか…といった細かい事を予測して検討しておくと、住み始めてからの使いやすさが全然違うと思います。」

ーなるほど。そのイメージのためにも、オープンハウスの機会をうまく活用して、空間や、設備の実物を見ながら、想像を膨らませてもらえたら嬉しいですよね!
貴重なお話を、ありがとうございました!

message from Kikuzawa
菊澤久志「この度はありがとうございました。
はじめてお会いしたときから、穏やかで落ち着いた雰囲気のご夫婦だな、という印象があり、車がお好きだと伺って家づくりに対するこだわりや感覚にもどこか通じるものを感じたのを覚えています。

一度ご相談をいただいてから、少し時間が空いた時期がありましたので『他社さんで建てられるのかな?』と思ったこともあったのですが、土地探しの段階でお声がけいただき、その時にはすでに弊社で建てるということをじっくり考えた上で決めてくださっていたと知り、ありがたく嬉しい気持ちになりました。


完成した住まいは、お二人の人柄そのままに、落ち着きのある心地よい雰囲気に仕上がったと思います。
特に玄関の札幌軟石のアクセント壁は、奥様が住み慣れた地元の素材を取り入れたことで住まいにN様らしさが生まれ、僕自身とても気に入っている部分です。
これから先暮らしていく中で、何か困ったことや気になることがあれば、小さなことでも声をかけてくださいね。ありがとうございました」


棟梁 梶田徳之「ありがとうございました。今回は、基礎の施工から基礎部隊と一緒に現場に入らせてもらっていたので、最初から最後までトータルで現場の流れを確認しながら進めることができました。その分、段取りもスムーズで全体としてとてもやりやすい現場だったと思います。
特別に大変だったことは思いつかないかな。お客さんも現場に来てくれて、希望も分かりやすく伝えてもらえたので、困ることはほとんどありませんでした。
造作関係も、全体的に上手くに仕上がったと思います!配線隠しの箱、持っていくので、ちょっと待っててくださいね。
(追伸)現場の最中に、北海道では珍しい蛇を見た!!(←もしかしたら、金運に良いかも?(笑))」

谷内祥太「今回の現場は、壁も天井も、全部ネオマフォームの断熱仕様でした。 ネオマはカットすると粉がたくさん出るので、粉まみれになりながらの作業で大変なこともありましたが(笑)、性能の高い家になっていると思います。
2階の本棚やカウンターも、ひとつひとつ丁寧に施工しました。ベッドヘッドの造作も印象に残っていて、細かい寸法を確認しながら進めてこちらもうまく納まりました。
これから暮らしていく中で、気になることがあれば、いつでも気軽に声をかけてください。」